ブログ記事構成テンプレートの作り方|見出しを設計する5ステップ
ブログを書き始めたものの、途中で手が止まったり、話があちこちに飛んだりしていないでしょうか。先に結論をお伝えすると、記事構成は「読者の疑問を書き出す→見出しに並べる→テンプレートに当てはめる」の順で作ると、毎回迷わずに組み立てやすくなります。
この記事では、キーワードが決まった後の見出し(H2・H3)の設計を5つのステップで整理し、コピーして使えるテンプレートと記事タイプ別の使い分けも紹介します。キーワードをまだ決めていない方は、先にSEOキーワード選定のやり方をご覧ください。

ブログの記事構成とは|本文を書く前に作る「見出しの設計図」
記事構成とは、本文を書く前に、タイトル・導入・見出し・まとめをどの順番で並べるかを決めた設計図のことです。ブログでは主に次の2種類の見出しを使います。
- H2(大見出し)|記事の大きな章。読者の疑問1つに対して1本が目安
- H3(小見出し)|H2の中を手順や具体例ごとに分けるときに使う
構成を先に作る理由は、書き手が迷わないためだけではありません。記事を開いた読者は、まず見出しを拾い読みして答えの場所を探すことが多いからです。Googleの「SEOスターターガイド」でも、長い文章は段落や章に分け、全体を見通せるように見出しを付けることが勧められています。
見出しは、読者が目当ての答えにたどり着くための案内板です。構成の段階で案内板の並びを決めておけば、本文はその答えを順に書いていく作業になります。
記事構成の作り方|見出しを設計する5ステップ
キーワードが決まっている前提で、見出しを組み立てる手順を紹介します。メモは紙でもスプレッドシートでもかまいません。
ステップ1|読者と検索意図を1文で書く
最初に「誰が、何に困って、この記事で何を知りたいのか」を1文にまとめます。たとえば「ブログを始めたばかりの人が、記事の見出しの決め方を知りたい」のような形です。この1文が、見出しを選ぶときの判断基準になります。
ステップ2|読者の疑問を思いつくだけ書き出す
次に、その読者が抱きそうな疑問を書き出します。検索窓の予測入力候補や「他の人はこちらも質問」、上位ページの見出しが手がかりになります。この段階では順番や重なりを気にせず、数を出すことを優先します。
ステップ3|疑問をグループにまとめてH2にする
似ている疑問を同じグループにまとめ、1つのグループを1本のH2にします。「〇〇とは」「〇〇のやり方」「〇〇の注意点」のように、疑問に答える見出しを付けます。
ステップ4|H2の中身をH3に分け、知りたい順に並べる
手順や種類がいくつもあるH2は、H3に分けて整理します。そのうえで、H2全体を読者が知りたい順番に並べ替えます。書き手が書きたい順ではなく、読者が知りたい順に並べることが、構成づくりの中心です。
ステップ5|テンプレートに当てはめて肉付けする
並べた見出しを次の章のテンプレートに当てはめ、導入・よくある質問・まとめを足します。各見出しの下に要点を1〜2行ずつメモしておくと、本文で手が止まりにくくなります。

コピーして使えるブログ記事構成テンプレート
どのテーマでも使いやすい、基本のテンプレートです。〇〇の部分を自分の記事に置き換えて使ってください。
- タイトル|狙うキーワードを前のほうに入れ、何が分かる記事かを1行で示す
- 導入|読者の悩みに触れたうえで、結論を先に伝える
- H2「〇〇とは」|言葉の意味や前提をそろえる(読者が知っている内容なら省く)
- H2「〇〇のやり方」|記事の中心。H3で手順を分ける
- H2「〇〇の注意点」|つまずきやすいところを先回りして伝える
- H2「よくある質問」|本文で拾いきれなかった疑問に2〜3問で答える
- H2「まとめ」|要点を箇条書きで振り返る
タイトルは、Googleのドキュメントでも、内容を具体的に表す簡潔なものにし、同じ語句を何度も繰り返さないことが示されています。キーワードを詰め込むより、読者が一目で中身を想像できる言葉を選びます。
記入例|「朝活 続け方」で当てはめた場合
「朝活 続け方」で書くなら、次のような骨組みになります。
- タイトル|「朝活の続け方|三日坊主を防ぐ〇つの工夫」
- 導入|朝活が続かない悩みに触れ、記事の結論を伝える
- H2「朝活が続かない主な理由」
- H2「朝活を続けるための手順」|H3で前日の準備・朝の行動・振り返りに分ける
- H2「続けるときの注意点」
- H2「よくある質問」「まとめ」|基本のテンプレートどおりに置く
記事タイプ別|テンプレートの使い分け
基本テンプレートは「やり方」を知りたい検索に合わせた形です。検索意図が違えば、見出しの並べ方も変わります。代表的な4タイプを表にまとめました。
| 記事タイプ | 検索される言葉の例 | 見出しの並べ方の目安 |
|---|---|---|
| やり方記事 | 〇〇 やり方/始め方 | 結論→準備→手順→注意点→FAQ |
| 比較記事 | 〇〇 違い/どっち | 結論→比較表→判断の目安→向いている人→FAQ |
| 悩み解決記事 | 〇〇 続かない/できない | 共感→原因→対策→予防→FAQ |
| 用語解説記事 | 〇〇 とは | ひとことで→仕組み→具体例→関連する言葉→FAQ |
迷ったときは、狙うキーワードで検索し、上位ページの形式を見ます。手順の記事が多ければやり方記事、比較表のある記事が多ければ比較記事です。上位ページの形式は、検索した人が求めている答えの形を知る手がかりになります。確かめ方はSEOキーワード選定のやり方の手順5で紹介しています。
ただし、上位ページの見出しをそのまま写すのは避け、自分の経験から言えることや、まだ触れられていない疑問への答えを加えます。

スクール運営の視点|見出しだけで話が通じるかを確かめる
スクールで発信の相談を受けていると、つまずく原因は文章力より見出しの並べ方にあることが少なくありません。よく見かけるのは次のようなケースです。
- 書きたいことから順に見出しを並べてしまい、読者の疑問への答えが後回しになる
- 1つのH2に話題を詰め込みすぎて、どこに何が書いてあるか分かりにくい
そこで勧めているのが、本文を書く前に見出しだけを上から順に読み、それだけで記事の流れが伝わるかを確かめる方法です。構成ができたら、次の項目に当てはまるかを確認してみてください。
- 見出しだけを読んで、記事の流れと結論が分かる
- ステップ1で書いた読者の疑問に、どれかの見出しが答えている
- 1つのH2に、話題が1つだけ入っている
- 見出しにキーワードや関連する言葉が自然に入っている
次のような状態なら、見出しを見直すサインです。
- 「はじめに」「ポイント」など、中身の分からない見出しがある
- すべての見出しに同じキーワードを無理に入れている
Googleのコンテンツ作成に関するガイドでも、読み終えた人が目的を果たすのに十分な情報を得たと感じられるか、という観点が示されています。見出しだけで確かめる方法は、これを構成の段階で点検するやり方です。
構成があれば、時間が取れない日も「今日はこのH2だけ」と区切って進められます。時間の確保は副業の時間の作り方で整理しています。
CLOUD運営
運営からひとこと
ブログ運営では、構成を固めることが記事制作の効率化の第一歩です。料理でいうと「レシピ」のようなもので、材料がそろっていても順番を決めずに調理を始めると、途中で迷子になってしまいます。まずはテンプレートを活用しながら、オリジナルの経験や具体例を加えて構成を考えていきましょう。
よくある質問
Q. 見出し(H2・H3)はいくつ作ればよいですか?
決まった数はありません。GoogleのSEOスターターガイドでも、ページごとに理想的な見出しの数があるわけではないとされています。読者の疑問に答え切れる数が目安で、やり方記事ならH2を4〜6本ほどにまとめると全体を見渡しやすくなります。
Q. 文字数は先に決めたほうがよいですか?
先に決めるのは、文字数より構成で答える疑問です。SEOスターターガイドでも、上位表示を目的に長さだけを調節しても意味がないとされています。疑問に過不足なく答えた結果として長さが決まる、と考えるのが目安です。
Q. 記事構成づくりに生成AIを使ってもよいですか?
見出し案を出す用途なら役立ちます。Googleは、AIで作ったかどうかより、品質や役に立つかどうかを重視する考え方を示しています。出てきた案は事実を確かめ、自分の経験で答えられる見出しかどうかで選び直します。使い方の注意点は個人事業主の生成AI活用例も参考にしてください。
まとめ
この記事のまとめ
- 記事構成は、本文を書く前に見出しの並びを決める設計図
- 読者と検索意図を1文で書き、疑問を書き出し、H2にまとめ、H3に分けて並べ、テンプレートに当てはめる5ステップで組み立てる
- 基本テンプレートは「導入→とは→やり方→注意点→よくある質問→まとめ」
- やり方・比較・悩み解決・用語解説など、記事タイプによって見出しの並べ方を変える
- 本文を書く前に、見出しだけで話が通じるかを確かめる
公式ガイドの内容は更新されることがあります。この記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。